生放送「歴史から見る 自由で開かれたインド太平洋」

次回の放送は令和6年5月26日 10:00からです

番組の趣旨

歴史は、無数の偶然と必然の積みかねによるものだ、とよく言われます。そのような歴史の中で、今年は、元寇襲来750年、同時に鄭成功生誕400年、さらには牡丹社事件150年の節目の年に当たります。

そこで、今回は、6月に開催される『台湾特別講演会』を前に、特別番組として、西日本台湾学友会元会長・柳原憲一先生を特別ゲストにお迎えし、恒例の"この人に聞く"シリーズ、『光に向って歩こう~120年前に台湾で蒔いた種が火の国の地で実った』を3回に渡ってお送り致します。

尚、番組では、寛永元年(1624)に長崎平戸に生まれた日台中に跨(またが)る奇男子・鄭成功とその時代を中心に、また明治4年(1871)年に起こった琉球藩民遭難事件に端を発し、明治7年(1874)年に起こった近代日本と台湾に関わった牡丹社事件と、その後の日台関係の展開について、深く考えてみたいと思います。

また、台湾と日本は、古来よりインド太平洋地域における「大陸勢力」対「海洋勢力」の地政学的最前線に位置しているため、自由で開かれたインド太平洋に、文化的、経済的に深い関わりを持ってきました。特に、戦後の冷戦時代末期から、現在の中国の台頭、日米貿易摩擦、台湾海峡の緊張が高まる最中、奇跡的に、なぜ日台間の「善の循環」は、確実に発展してきたのでしょうか。その歴史的背景を探っていきたいと思います。

そして、その帰着として最期に、TSMC熊本工場設立を巡る安倍晋三元総理、蔡英文總統をはじめ、そのキーパーソンとなる人々の努力について、柳原憲一先生独自の視点によるご意見を伺ってみたいと思います。

今回のシリーズでは、第1回目は、「歴史から見る自由で開かれたインド太平洋」をテーマに、
・現生人類の歩みを辿る
・大航海時代
・大陸勢力vs海洋勢力
について進めます。

第2回目では、「日台間 善の循環」をテーマに、
・アメリカに直面する日本の活路
・明治維新のお陰
を軸に、日台間の「善の循環」の歴史的背景を探ります。

そして、第3回目は、「TSMC熊本の明かり」をテーマに
・安倍晋三元総理、蔡英文總統ありがとう
・台湾を国として育てた日本への恩返し
の内容で、TSMC熊本工場設立を巡るキーパーソンとなる人々の、政治的努力について、先生のご意見を伺って参ります。

「台湾危機は日本の危機」と言われますが、今回の番組を通して、なぜそのように言われるのか、その本当の意味を、視聴者の皆様と共に考えて参りたいと思います。

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